毎日相場を張っている個人のみなさま

お疲れ様です。

 

相場は常に変化していくもの。

”いつでも勝てる決まった手法”なんてものはなく、相場に合わせた投機をしていかなければなりませんよね。

 

でも、短期トレードに関する根本的な考え方というのは存在すると思います。

 

みなさんは「ムクドリ」を知っているでしょうか。

群れでたくさん飛んでる、日本でもよく見かける鳥です。

 

市場というのは、このムクドリの群れによく似ていると思うのです。

 

人であれプログラムであれ、超能力者でもない限り、未来というものは正確には知りえません。

高値に鞘寄せするTOB銘柄を運よく買えたり、インサイダー取引した場合以外は、市場参加者のだれもが、これからの株価を予想してお金を動かしています。

 

値動きの予想の根拠は人それぞれ。

板を見れば一目瞭然です。

 4.5

620円で売りたい人はそれなりの、619円で買いたい人はそれなりの理由があるのです。

ただ単に指してるわけではないのは、わたしもあなたもみんな同じです。

 

勝つためには、何を根拠に売り買いすればいいのか?

だれもが知りたいのはここでしょう。

 

根拠というのは人それぞれ。

その人その人にあったトレード方法があると思います。

ただ、短期取引の根本を忘れてはいけません。

 

株というのは、経済の縮図。

 

需要(買いたい人)が供給(売りたい人)を上回れば、値は上げるし、

供給が需要より多ければ、値は下げる

 

これが根本であり、全てです。

 

しかし、この需給を読むという作業は簡単ではありません。

いくら板を読んでも、今ではなく、これからどのような需給になるのかを予想しなければならないので、これからさらに買われそうなのか、売られそうなのか、そこを予想できないといけないですね。

 

おっと。

元に戻ってきてしまいました。

買われると分かれば買い、売られると分かれば売る。

でも、買われるか売られるかわからないから勝てないわけですよね。

 

そこで「ムクドリ」が出てくるわけです。

 

需給以前の大原則。

最初に記した、「だれも未来はわからない」という大原則。

つまり、あなたが買いたいと思うときは、だれもが買いたいですし、

あなたが売りたいときは、だれもが売りたいのです

 

こうなると、スピードの問題。

速く買った人が、後から買った人のおかげで利益を出せるわけです。

プロや1000分の1秒以下で注文できるプログラムが蠢く戦火の中で、注文に1秒以上もかかる個人が勝てるでしょうか?

ちょっと難しいですね。これでは、個人はプロを勝たせるだけの存在になってしまいます。

 

でも、あきらめるのはまだ早い!!

 

もう一度考えてみましょう。

市場はムクドリの群れであることを。

うじゃうじゃいるムクドリが空を舞う様子を思い描けましたか?

まぁ、ムクドリじゃなく、こうもりでもばったでもいわしでもいいんですが、自分が住む町の駅前通りの並木に巣くうムクドリたちがわたしのインスピレーションなので。

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市場参加者それぞれが、一定の資金をもっているとします。

板も”原初”の状態。だれも上げか下げか、方向なんてわかりません。

資金が市場に点在している状態ですね。

 

これが、「あれ?これ上げるんじゃない?」という小さな蓋然性が、徐々に徐々に積み上がり、そこに「方向」というものが生まれます。

もちろん、その日の先物の動きや経済イベント、為替、ダウ・ナスなどなどの影響というものはありますが、それらを受けて、とくに前触れもなく、方向というものが発生するのです。

 

これが、猟犬に追われる1匹の野うさぎなら、右へ左へと、それこそ量子力学的に予想不可能な動きをするでしょう。

 

でも、市場はムクドリ。

 

資金というのは、集中と離散、失速と加速という動きを見せます。

これこそがムクドリなのです。

 

方向性が分かり始め、資金が集中し、それが加速を始める。

すると、その方向というのは、すぐには止まったり、反対方向に動いたりしません。

その「かたまり」は、徐々に集中を極め、さらに加速していきます。

 

人というのは、希少性に価値を認める生き物。

 

「みんな買ってる!」

「今買わないと上げていっちゃう!」

 

 こうやって、後からやってくる人たちが「提灯」となり、「かたまり」が失速し、離散する前に脱出すれば利益となるのです。

 

このムクドリの移動は、直接は見ることはもちろんできませんが、さまざまな形で確認することができます。

 

チャートの出来高の推移だったり、マシンガンのごとく降ってくる歩み値だったり、板であったり。

 

とくに、歩み値や板には集中しましょう。

歩み値の動きや板の動きこそ、ムクドリの群れの集中・離散、加速・失速を見るためのツールですから。

 

ムクドリの移動は、個別銘柄の中だけで見るものではありません。

 

資金というものは移動します。

それは、業種から業種、銘柄から銘柄へと、まるでイナゴのように、ざーっと大勢で来てその地域の草を食べつくしたら、またざーっと次の地域へ飛んでいく。

イナゴが去ったのも知らず、一生懸命食べられる草を探しても、何も得られません。

それどころか、取り残された人たちの損切り、見切り売りの巻き添えを食らうかもしれません。

 

次々と生物の名前が出てきてすみませんが、これは、市場が生きていると感じるからであります。

 

その日その日の資金の「偏り」を見つけて、寄り付きで出動するもよし、流れを見てから、参戦するもよし。

 

株は経済の縮図。

 

需給の歪み、市場の歪みにこそ儲けるチャンスがあるのです。